ラベル

2010年10月27日水曜日

モノを立ち上げる。


最近、立体を無理なく作る事にとても興味がありまして。。。


自然の中に生えてる草や木は雨にも負けず、風にも負けず、立派に立っているのに・・・
いざ立体を作ろうとすると、なかなかうまくいかないのです。
ものを作るとき、何らかの邪念がある気がする。ものを作りたいっていう事自体が邪念な気がする。

とりあえず、葛とその辺に生えてた草だか木だか分からないもので立体を作ってみた。

花道のなんたら流みたいな感じになってしまって、あまり好きでないなーーーーーーー




草や木みたいに自然な立体を作ってみたいものです。














葛(くず)とカラムシを織って、立体を構築。














ススキの葉っぱを漆で固めつつレイヤーさせた。













ケナフの枝を重ねた。

重ねるって立体を作る上で、自然な行動な気がする。














楮(こうぞ)を立体的に構築していった。

なんかイカみたいになった。















楮の繊維を溶かし、粒子を細かくして水で固めた。

水で立体を作れたのは満足☆













2010年10月19日火曜日

プチ収穫



衝動的にオムハヤシライスを作った。

緑が欲しかったから、食卓の片隅で育っているカイワレをトッピング。

このカイワレも衝動的に育て始めたもの。

たまごおいしかったーーーーー
















2010年10月18日月曜日

夜の工場





夜、泊まりがけで布を織ってきました。夜中にガチャガチャと織り機を動かしてきました。なんだかとても楽しかったです!!


ところで、織り機の話なんだけど、織り機ってすごいいんだよ!

織の構造はタテの糸が上に上がるか下に下がるかの二種類の情報で出来てる。これを黒と白だけの二種類の情報だけで図におこしたものを組織図というんだけど。その二つの情報だけで、あんなに複雑な柄を作り出してるの!!

それを見た、昔の人がパソコンの原型になった計算機を作ったって言われているんです。だってパソコンも二進法(二つの情報)で組み立てられてるでしょ?



すなわちだね、あのローテクな織り機でも使い方によって、パーソナルコンピーターーーーーのような飛んでもない世界観を作り上げる可能性があるっていうこと!!そう考えると、布作りが面白くてたまらないんです。
布の可能性は二次元から三次元に、そして四次元へ!!〜〜〜〜〜(それは言い過ぎだな‥)



そして、いつもそんなことを夢みながら織り機に向かっている24歳男子です。



打倒!パソコンの世界!!!    負けないっ













布が出来るまで





今、富士吉田で布を織ってるのだが、生産するって本当に大変。。

一つの布を織る為に何日もかけて、試し織をする。一つの色を出すにしても、織物は織ってみないと分からないから、同じような色合いの糸を何種類も織り込んでみる。

何回も失敗して、何回も何回のサンプルを織る。

けどその中でイメージに近いものが出来たとき、布に抱きつきたくなるほど嬉しいんだーーーーー。

感動です!













2010年10月17日日曜日

2010ジャパンクリエーション



事後報告なのですが、2010年もテキスタイルの大展示会ジャパンクリエーションでブースを出しました!

去年、熱収縮のプラシチックを使ったプリーツ生地でバックやファブリックパネルを作り、ブースを構えていたのですが、今年はそこで知り合ったオーガンジー会社「コイズミ」のブースを担当しました。


コイズミ社長の「電磁波カットのオーガンジーを作ったから、それのプロモーションをしてほしい!」と結構な無茶ぶりから始まったのですが、紆余曲折いろんな実験をし、いろいろな提案のをした結果、電磁波カットの裏地を付けた学童用通学帽子を作ろうということになりました。その名もーーーー 

電磁波カットハット!!!!!

いかにも電磁波をカットしそうな名前ですね。ダサイなんて言わせません。分かりやすさが一番です!
それにしても、電磁波のことってあまり気にしていないと思うけど、調べてみると恐ろしいのなんのって。

スウェーデンで行われた最新の研究では、子どもが携帯電話を使うことにより、脳腫瘍にかかるリスクが4倍も高くなるそううで、、この研究によれば「20歳前に携帯電話の使用を開始した子供は、神経膠腫にかかるリスクが4倍以上増加!また、若いとき携帯電話を使用すると、聴覚神経腫瘍にかかるリスクも同様に4倍増加する」とのことなのです。


まっ、気にしすぎてたら生活できなくなっちゃうけどねっ。。



ってなことでの電磁はカットハットなのです。




今回、この電磁波カットハットをデザイナーやアーチストに配り、一人一人に加工を加えてもらい作品を作ってもらいました。企業がひしめく展示会の中、愉快な空間になりました。

協力してくれた、皆様ありがとうございました!!!!















電磁波カットハット

「イソギンチャクボウシ」     井上綾

通学帽に擬態するイソギンチャク。海沿いにある小学校で発見される。擬態が不完な個体はイソギンチャクなのか帽子なのかよくわからない。




「みちくさとゆうえんち」     井野若菜

毎日毎日通う道。今日も、みちくさで沢山の発見をして帰る小学生。日によって異なってみえる色鮮やかな世界は、まるでゆうえんちのようにわくわくする。そんな風景を毎日被って歩く帽子に閉じ込めた。




「モヒカンハット」     塚田真史

インディアン・マヒカン族の戦士がしていた髪型「モヒカン」。子供たちは、学校という戦場に通う戦士なのです。




「元気な朝だよ」     毛利朋子

黄色がとっても美味しそうな色をしていたので、朝への想いを込めて、目玉焼きにしました。





「kawakami sweet」     伊藤文

農家で働いていた時、とうもろこしをよくおやつに食べていた。黄色い実がぎゅうぎゅうと犇めいて一粒一粒が輝く姿は、この黄色い帽子を被った子供たちの姿にそっくりである。




電磁波カットハット

あけぼの」     たかくらかずき

元気よく電磁波を跳ね返したりして、子ども等と仲良くやっていく。NHKが見れる。 




「おじょーさん」    渡辺絵美

帽子のチャームポイント”空気穴”をデザインソースに、金色で刺繍された空気穴を散りばめた、おませな女の子のちょっとゴージャスな帽子。




「つつみこむように」     桑原健人

毛糸のもつ優しく柔らかな風合いによって、帽子をかぶる子供も周りにいる友達や大人も優しさとあたたかさで包んでくれるそんな帽子です。




「hada」     白木滋

き物を外から守る第一の壁は、その生き物がもつ「肌」その「肌」の中でも強固な印象をもつ牛皮を用い、子供の第二の「肌」を作る。

   

「tancobu」     水野智章

たんこぶは子どもの勲章だ。